市場縮小、デフレ不況でモノが売れない・・・。量販店や百貨店、有力ブランド専門店の大量店舗閉鎖でマーケットは暗澹としています。

かたや地方の高所得者層は地元で欲しい商品が無いから買えないと嘆いています。中間層は実収入の低迷で消費に冷淡、低価格商品に向かっています。

低価格商品オンパレードでは、生産者側の苦労は相当なもので、「労して功なし」の状態、体力の疲弊で将来性に希望が持てません。

こうなると、モノは必要に迫られないと買いません。さすがに、衣食住のなかで食だけは健康を考えるとバランスよく摂取しないといけません。生活防衛意識の高まりから、1円でも安い商品を目がけて走る主婦の気持ちが分からないでもありません。

しかし、衣、住には華があります。人と違うこと、人より流行の先端を走り立派であること、優越感が感じられる・・・。

決して欲しいモノがないのではなく、欲しいものがあっても買えない、そんな層が増えているような気がします。

購買意欲をそそるような商品や技術を創り出すことが出来れば、消費者はもっとこちらを見てくれるに違いありません。

欲しがる商品、欲しがる家づくりが求められます。