創業社長が苦労して築き上げた会社を、二代目の子息が倒産させるケースは依然として多いのです。

創業社長が第一線を突っ走り、それなりに立派な会社を造り上げてきましたが、高齢化と健康上の問題、そして時代の変革に対応するには、このまま社長を続けるのが難しいと判断したとき、子息にバトンタッチを考えます。

その子息は誰からみても立派な経営者になれそうでしょうか。人格、経験、リーダシップ、忍耐力・・・それになにより事業意欲、やる気が飛び抜けているかどうかです。

何も苦労せず、たいした実績もないのに、ただ漠然と二代目社長に就任させることは大変危険です。

社内外から社長候補者を選びその人に社長に就任してもらう。その人の下で将来の社長候補者としての教育、訓練、経験を積むべきです。

決して遅くはありません。誰からも成長したなあ・・・と認められ、本人が自信を持ってから社長にしてください。