衆議議員選挙を間近に控えてどの党に、どの人に貴重な一票を投じようかと思案中です。

国内景気の拡大は、戦後2番目に長い「いざなぎ景気」を超えたと言われていますが、さらさらそんな気はしません。

アベノミクスによる金融緩和、成長戦略、財政出動の経済政策による円安と株高は、大手上場・有力企業そして富裕層に多くの利益をもたらしていますが、中小企業は蚊帳の外です。我が国の中小企業が占める割合は98%もあり、中小企業の業績が好転しない限り賃金はアップが難しいのです。

失業率もデータ上では大幅に改善していますが、非正規労働者がまだ多いので賃金の底上げにはなりません。正規労働者の比率が伸長してくればかなり期待できますが・・・。

いずれにしても、人々が「収入が増えたから家を建て直したい、クルマを買い替えたい、洋服を買いたい・・・」など消費に向けた行動に移さないことには、景気はよくならないでしょう。