かつて歴代の首相が日本の年金制度は崩壊しない、100年は大丈夫だ、保証する…などと大見えを切りましたが、その後の年金政策は国民の思いを裏切るような形となって年々減り続けています。
最近、夫婦で95歳まで生きるためには2千万円の蓄えが必要です…と、つい本音を漏らし、国民から強い批判を浴びせられ、あわてふためいて発言の内容の修正を余儀なくされています。政府は自らの年金破綻を証明したようなものです。
人生100年と言われるようになりましたが、多くの人は健康に自信が持てず、そんなに長生きはできないと思っています。自分の体は自分が守るしかありませんが、この先、自分の身の回りのことが自分で出来なくなれば、ただ生きているだけではつまらない人生です。
子育てが終わり定年を迎える人。自分で事業を経営してきた人は、体がついて行けなければ事業をたたみます。中には若い人に負けず70歳を過ぎても働いている人もいます。
人それぞれですが、子育てが終わる、家のローンが終わる、事業の借入金が完済する…ある程度、年齢を重ねると年金生活に入り収入は途絶えてきます。95歳まで2千万円の蓄えができる人、蓄えがある人は限定されます。
国の防衛が最重要であることは理解できますが、政府は今回の地上配備型ミサイル迎撃イージスアション、F35戦闘機などで2.2兆円以上もの血税を投入するといいます。働けなくなる高齢者の人たちが、減り続ける年金では生活も儘になりません。生活保護者がどんと増えてくるかもしれません。巨額の国防費を恨めしくさえ思います…。
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