葬式の簡素化が進んでいます。個人葬や家族葬が増えて葬式ビジネスは、かつてのような盛大さは鳴りを潜めつつありますが、葬式は儲かるビジネスなのか、業者は乱立、競争激化しています。

葬式に着用するフォーマルマーケットが苦戦しているのが嘆かわしい。人口減少、少子高齢化とはいえ、65歳以上の高齢者人口は、平成27年で3,395万人(総人口の26.8%)。10年後は団塊世代が80歳代に入り、死亡率の高まりが予想されますが、無葬儀や地味な葬儀が増えて、フォーマルウエアを着用しない層が増えると期待できそうにありません。

親しき中にも礼儀あり・・・。家族葬が流行りと言っても、参列に礼服でなく普段着のような黒い服であれば許される、といった考えでは故人に対して失礼だと思います。葬儀は最後のお別れで重大なセレモニー、故人を偲ぶためにきちんと礼節をわきまえ、正装して見送りすべきだと思います。